消臭潤滑剤の特徴と使用方法【ストーマケアアクセサリー】
オストメイトにとってにおいは大きな不安要素の一つです。ザイタックでも多くの方からにおいについてのご相談をいただきます。
大半のストーマ装具は防臭加工がされているため、袋を開けない限りにおうことはありませんが、それでも気になってしまうというのは仕方のないことだと思います。
においを和らげてくれるアクセサリーとして消臭潤滑剤があります。この記事では、消臭潤滑剤の効果や使用方法について紹介していきます。
1.消臭潤滑剤の効果と目的
便の排出のサポートとにおいの軽減を同時に行う
消臭潤滑剤の効果は主に以下の2点です。
- ストーマ装具からの便の排出を簡単にする潤滑効果
- ストーマ装具内のにおいを軽減する消臭効果
商品の特性上、消化器ストーマ(コロストミー)の方が使用する商品になります。
便の排出後にストーマ装具内を洗っている方や、排出の際に出しにくさを感じている方におすすめです。
2.消臭潤滑剤の使用方法
消臭潤滑剤はストーマ装具内に入れて使用しますが、入れただけでは効果が薄いです。全体に馴染ませることで本来の効果を発揮します。
消臭潤滑剤を使用するタイミングは、主に装具交換時と便の排出後になりますがそれぞれ手順が異なります。
装具交換時に使用する場合
ストーマ装具交換時に使用する場合は、装具の上側(面板部分)から消臭潤滑剤を注入します。
①ストーマ装具の排出口を閉める
注入する消臭潤滑剤が漏れないようにストーマ装具の排出口をきちんと閉めておきます。この際、面板部分の剥離紙はまだ剥がさないでおきましょう。
また、面板のカットが必要な場合はあらかじめカットしておくといいでしょう。
②装具の面板部分から消臭潤滑剤を入れる

装具の面板部分から消臭潤滑剤を注入します。
ボトルタイプの場合は約5~8ml(約大さじ半分程度)ミニパックタイプの場合はパックの中身をすべてストーマ装具内に入れます。
その際、面板の粘着面に消臭潤滑剤がつかないように注意しましょう。
③全体に広がるようにストーマ装具を揉んで馴染ませてから貼付する

全体に消臭潤滑剤が広がるようにストーマ装具を揉みこみます。
消臭潤滑剤が全体に馴染んだらいつも通りストーマ装具を貼付してください。
便を排出した後に使用する場合
ストーマ装具を既にお腹に貼っている場合は、排出口から消臭潤滑剤を入れる必要があります。
①ストーマ装具の排出口を折り曲げて消臭潤滑剤を入れる

注入する消臭潤滑剤が漏れないようにストーマ装具を折り曲げます。排出口を上側を向けて開き、消臭潤滑剤を入れていきましょう。
入れる分量は先ほどと同様にボトルタイプの場合は約5~8ml(約大さじ半分程度)ミニパックタイプの場合はパックの中身すべてになります。
②排出口を閉じ全体に広がるようにストーマ装具を揉んで馴染ませる

消臭潤滑剤を入れ終わったら、排出口から漏れないように気を付けながら閉じます。
全体に消臭潤滑剤が広がるようにストーマ装具を揉みこみ、消臭潤滑剤が全体に馴染んだら完了です。
3.消臭潤滑剤の紹介
ザイタックで取り扱っている消臭潤滑剤を紹介します。
※使用目安については、ボトルタイプは装具交換1回につき製造メーカーが推奨している分量で、パックタイプについては1パックすべてを使用する想定で計算しています。実際の使用量は使用者の状況によって差が生じるため、あくまでも目安としてご参照ください。
ホリスター
泡つるりん
グラフィック
オールインワン+プラス

コロストミーの方は原液で消臭潤滑剤として使用します。
ウロストミーの方は希釈(5倍)してレッグバッグや夜間用バッグの洗浄除菌消臭剤としても使用できます。
容量 | 価格(税込) | リンク | |
---|---|---|---|
ボトルタイプ | 235ml (15回分) |
2,970円 (1回あたり198円) |
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アルケア
デオファイン潤滑消臭剤
コンバテック
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