夜間用ウロバッグの特徴と接続管との対応表【ストーマケアアクセサリー】

ウロストミー(尿路ストーマ)を造られた方は、お腹につけたストーマ装具に尿を溜めて日々の生活を送ります。
尿はストーマから常に出続けているため、こまめに尿を排出しなければなりません。そのため、就寝時には尿をためる量を増やす必要があります。そういった際に使用するアクセサリーが夜間用ウロバッグになります。
ウロストミーの方のほどんどが使用されている夜間用ウロバッグですが、各メーカーから数多くの種類が販売されている関係上、問い合わせをいただくことが多い商品でもあります。この記事では、夜間用ウロバッグの名称や種類から、それぞれの特徴、比較をさせていただくことで、みなさまからのお問い合わせにお答えいたします。
また、特にお問い合わせの多い「ストーマ装具との接続の方法」については、各社の接続管を使用して検証しました。ストーマ装具と夜間用ウロバッグの対応表というかたちで公開します。
1.夜間用ウロバッグとは
就寝の際の尿をためる量を増やす
尿路ストーマ(ウロストミー)の方は、ストーマから常に尿が出続けているため、こまめに尿を排出しなければなりません。
就寝の際は尿を排出することができないため、尿をためる量を増やす必要があります。
夜間用ウロバッグを使用するとためる量が増えるため、トイレのいけない就寝の時間帯の不安を解消することができます。
2.夜間用ウロバッグの種類
ザイタックで販売している夜間用ウロバッグの種類を紹介します。それぞれの特徴と違いについては、次の章で詳細に説明します。
3.夜間用ウロバッグの比較
前章で紹介した通り、夜間用ウロバッグにはいくつもの種類があります。
商品によって特徴が異なるため、ここでは商品ごとの特徴について比較をしながら紹介していきます。
ここでは主に「逆流防止弁の有無」「滅菌未滅菌」「排出口の形状」「チューブ長」について比較しました。
また、使用期間の目安は、どの商品も1週間から10日になります。あまり長い期間で使用するとトラブルの原因になりますので注意しましょう。

ウロガードプラス


クリニー採尿バッグ


コロプラストウロナイトバッグ


コンビーンドレナージバッグ


採尿バッグ


ドレインネージバッグ


閉鎖式採尿バッグ


ベッドサイド・ドレンバッグ


ラウンドウロバッグ

4.ストーマ装具との接続
夜間用ウロバッグを使用するためには、ストーマ装具と接続する必要があります。
ストーマ装具に付属している「接続管」を使用することで、違うメーカーの夜間用ウロバッグとの接続が可能になります。
しかし、接続管を使用したからといって、すべてのストーマ装具と夜間用ウロバッグが接続できるわけではありません。抜けやすい組み合わせや、一度接続すると外せなくなってしまう組み合わせも存在します。
そこでザイタックでは、「せっかく購入したのに使えない!」なんてことがないように、ストーマ装具の接続管と夜間用ウロバッグの「組み合わせ対応表」を作成しました。
ご購入やサンプル品の使用をご検討される際にご活用いただけますと幸いです。
※ご利用者様の状況(握力・腕力など)によっては○でも接続できない場合がありますのでご理解ください。
※アルケア「採尿バッグ」、コロプラスト「コロプラストウロナイトバッグ」、ダンサック「ドレインネージバッグ」は同一メーカーのストーマ装具にしか接続ができません。
5.まとめ
いかがでしたか?
この記事では、夜間用ウロバッグの名称や種類の紹介から、それぞれの特徴と比較をさせていただきました。
夜間用ウロバッグは、他のストーマケアアクセサリーと比較しても種類が多い商品です。また、ストーマ装具メーカー以外からも販売がされているため、すべての情報を自力で調査することが難しい商品でもあります。
この記事で使用した比較表や接続管の対応表が、少しでもみなさまのお力になりましたら幸いです。
また、商品の種類が多い関係上、お客様から「どの商品を使用したらいいの?」「おすすめはあるの?」といったご質問をいただくことも多くあります。
安心なのは、使用しているストーマ装具と同じメーカーの夜間用ウロバッグを使用することです。もちろん、病院からご指示いただいた夜間用ウロバッグを使用することも確実で間違いありません。
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