2024年12月18日「ストーマの合併症」をテーマに開催しました。講師は、皮膚・排泄ケア認定看護師の根本さんです。

後半は座談会でオストメイト同士の交流会、そして終了後に個別電話相談も行いました。

【講演】

今回はストーマの合併症についてです。ストーマのスキントラブル以外でストーマに関わるヘルニアや肉芽などのことを合併症と呼びます。

手術後早期に発生する「早期合併症」、退院して社会生活を送るなかで生じる「晩期合併症」のうち、今回は「晩期合併症」に焦点を当て、以下の内容について講演をしました。

1. ストーマから血が出る
2. 肉芽
3. ヘルニア
4. 脱出
5. ストーマ袋が紫色になる（ウロストミーの場合）

それぞれ原因と対策について紹介し、質疑応答で細かい解説なども行い充実した内容となりました。

また、もし上記のような合併症が発生した時は、ストーマ外来を受診することをお薦めします。ストーマ外来とは、ストーマの患者さんが日常生活を送れるように、それを維持するために専門的なケアを継続して提供する看護専門外来のことです。

例えば、スキントラブルや合併症の「早期発見」などのケア指導、装具の選択から社会保障制度の紹介まで、幅広く相談に乗っていただけます。

ストーマ外来を検索する

【交流会】

手術して間もない方に装具カットのコツを伝えている光景がありました。

また、ストーマヘルニアで困っている方は、根本看護師のアドバイスのもと、ショールームに飾っているヘルニアベルトを色々と見比べて購入されていました。

【参加者コメント】

• ストーマになってまだ2ヵ月なので、聞くことすべてが為になりました。
• 同じオストメイト仲間に勧められて、初めて参加しました。テーマごとに話が聞けたり参加者の経験談が聞けて良かったです。
• 情報誌「かけはし」を読んで勉強しています。ふれあいサロンも出席する度に勉強になっています。
• 今日も新しい仲間ができました。

【個別電話相談】

関西在住のオストメイトから電話で相談を受けました。装具は地元の販売店で購入していますが、ザイタックのホームページを見て「相談してみよう」と思われたそうです。

全てが解決するわけではありませんが、お話を聞いてアドバイスすることで、少しでも安心に繋がったと思います。

【次回ふれあいサロン】

次回は1月15日（水）「訪問看護は活用できる？～もしもの時に備えて～」をテーマに開催します。

「訪問看護が何をしてくれるのか、どうやって頼むのか、費用はいくらか」知っておくと為になる話を、訪問看護ステーションの皮膚・排泄ケア認定看護師にお話していただきます。たくさんの申込お待ちしております。

ふれあいサロンは、ザイタック以外のお客様でも参加可能です。また個別相談については、お腹を直接見なくても写真を見せていただけるだけでも、ご相談に対応できることもあります。気兼ねなくご相談ください。