2024年11月20日、寒さと雨が降る中「冬場のストーマケア」をテーマに開催しました。講師は、皮膚・排泄ケア認定看護師の根本さんです。

後半は座談会でオストメイト同士の交流会、そして、ふれあいサロン終了後に個別相談も行いました。

【講演】

内容を一部抜粋してご紹介します。

冬のストーマケアの困りごと

• 皮膚の乾燥
• かゆみ
• 装具が貼りつかない

冬のストーマケアの対策

• 装具交換するときは、部屋を暖めておく
• 手で装具を温めて貼る
• 皮膚の乾燥対策をする（皮膚を清潔にする、剥離刺激が少なくなるよう工夫する、保湿剤を使う）

それ以外にも…

免疫力をあげることが大事→腸活がおすすめ！

• 善玉菌を増やす食べ物を摂る
• ストレスをなくす工夫をする
• 適度な運動をする
• 水分をこまめに摂る

【交流会】

「普段は恥ずかしくて言えない悩みも、今日はみんな同じオストメイトだから、勇気を出して聞きます！」と言って、根本看護師に質問する方がいらっしゃいました。

この交流会が、参加者の背中をそっと押す機会になれたこと、嬉しく思います。

【参加者コメント】

• 自分が話すことで気持ちが楽になり、楽しいひと時を過ごすことができました。
• 初めての参加でしたが、大変参考になりました。普段利用している販売店はショールームがなく、直接たくさんの商品を見ることができて良かったです。
• しっかり保湿をしようと思います。

【手紙】

後日、参加された94歳のオストメイトの方からお手紙をいただきました。

便箋6枚（1,200字）に、日頃のザイタックへの感謝、日々進化する装具の驚きとメーカーへの感謝、いつも相談相手になっている根本看護師への感謝が書かれていました。温かいお言葉ありがとうございました！

（手紙の内容より一部抜粋）

ザイタックの皆様、久しぶりに伺いました。いつも装具は電話で直接お願いしています。丁寧でキチンと終わりに復唱して下さるので、安心でき、感謝しています。私はコロストミーで20年近く経ちます。状況に慣れてはいますが、長年生きていると身体やストーマも変化し、色々と困りごとや不便さがでてきます。

今日は、根本先生に相談にのっていただきました。先生からは排泄物の潜り込みを防ぐウエハーリングを紹介していただきました。このような商品ができたのも、オストメイトの不便さを長い年月の間研究されてきた賜物であり、手術当時と比べるととても安心でき、夢のようです。

交流会でたまたま隣席に座られた方は、昔のザイタックのパーティーの思い出を鮮明に覚えておられていました。私と会っていることも覚えており、すごい記憶の持ち主だと驚かされました。

もしよかったら、ストーマを診てもらえる看護師さんがいる病院の場所を教えてもらえると嬉しいです。近くの看護師さんに診てもらえることが安心だからです。

【次回ふれあいサロン】

次回は12月18日（水）「ストーマのトラブル（合併症）」をテーマに開催します。

今回の交流会でも話題にあがった「ヘルニア」「脱出」「肉芽」等についてお話する予定です。たくさんの申込お待ちしております。

ふれあいサロンは、ザイタック以外のお客様でも参加可能です。また個別相談については、お腹を直接見なくても写真を見せて頂けるだけでも、ご相談に対応できることもあります。気兼ねなくご相談ください。

よろしければ、こちらも合わせてご確認ください。

ストーマ装具の冬場の対策