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  • インタビュー

オストメイトが楽しめるコテージ付きキャンプ場

2025.01.22

近年、障がいの有無にかかわらず、すべての人々が平等に利用ができるように、施設のバリアフリー化が全国的に進んでいます。

今回は、実際にバリアフリーを実践している施設として、千葉県旭市にある「あさひシーサイドコテージ」を運営されている清本さんにお話を伺いました。

清本さんは、自身が大腸がんを患った経験から、オストメイトの気持ちに寄り添った施設づくりを目指しています。

以下、清本さんのお話になります。


施設づくりに込めた想い

私は過去に大腸がんで直腸のほとんどを切除しました。その手術の際に、医師からストーマになる可能性があると伝えられました。

結果的にオストメイトにはなりませんでしたが、病気をし、手術をし、長い入院生活を越えて社会復帰をした際に、みんなで遊べる場所、障がいがあっても楽しめる施設を作りたいと思いました。

誰にだってやりたいことはあるし、経験したかったことがある。しかし実際は遊ぶ場所が限られていて、オストメイト対応トイレが設置されている宿泊場所は少ない。特にアウトドアでキャンプに近い体験をするのは難しい。でも、これが行えれば最高なのではないか。皆でゆっくりしゃべったり、夜遅くまで呑んだり、食べたり、焚火したり、サウナしたり。障がいがあっても健常者の友人と泊まれる、そんなコテージを作りたいと思い作りました。

オストメイトの方へ

私はオストメイトになりませんでしたが、気持ちは同じです。

大腸がんで直腸がなくなり、便は溜まりづらいし、下痢と便秘を繰り返すときも、夜眠れないこともあります。だから、自分にストーマがついていることを想像しても何も違和感がありません。

さて、友人にオストメイトと伝えていない、そもそも伝える必要もないと思っている方もいますよね。自分の状況を過度に心配されても嫌だし、自分の状態をわざわざ人に伝えることは変な感じですよね。

そのようなときは、当施設をうまく使ってください。寝泊りの部屋を分けたり、自由に私にご相談ください。

あさひシーサイドコテージについて

三世代で遊べる、障がいがあっても最高に楽しめる、1000㎡に3棟のコテージがある自由度の高い宿泊施設になっています。焚火やBBQ、花火なども楽しめます。

みんなで遊びたい、宿泊したいと思うけど、そのうえで 汚してしまうことは嫌だと考えられている方も多いのではないでしょうか。もしそうなっても大丈夫なように、当施設では防水シーツの上に使い捨てのシーツなども用意してあります。

また、当施設の一部のコテージは、車いす、ストーマ対応のトイレになっているため、安心して利用することができます。


あさひシーサイドコテージは、清本さんの思いが詰まった施設です。

施設内には、バリアフリー設備の備わった宿泊棟があり、高齢者向けの電動ベッドなども設置されています。

家族三世代で楽しめる、障がいがあっても楽しめる、そんなバリアフリー化の進む施設で、羽を伸ばしてみるのはいかがでしょうか。

■施設情報■
あさひシーサイドコテージ
住所:千葉県旭市東足洗2778-151
https://dressy-life.com/


施設の外観

専用のプール

手すりのついた廊下

車いすやオストメイト向けのトイレも充実

高齢者向けの電動ベッドも設置
PROFILE
清本弘毅 さん

あさひシーサイドコテージ

あさひシーサイドコテージのオーナー。過去に大腸がんで直腸のほとんどを切除している。自身の経験から「オストメイトや障がいがある人も楽しめる施設」として、あさひシーサイドコテージを開設。
障がいの有無や世代を問わず、すべての人が一緒に楽しめるコテージ作りを目指して日々活動している。