2023.01.26
はじめまして!デザインストーマパウチプロジェクトです。
私たちは、ひとりひとりが好きなデザインのストーマパウチを身につけられる未来を目指しています。
大腸外科医、デザイナー、ストーマ装具メーカー、印刷会社が一丸となって、『デザインストーマパウチ』を開発し、オストメイトの方の心を少しでも明るくすることを目標に活動中です。今回は私たちの活動を紹介させていただきます!
デザインストーマパウチの原点
デザインストーマパウチのアイデアの元になっているのは、雨の日のビニール傘やコロナ禍のマスクです。
無機質な無地ものがある一方で、カラフルな色使いやお洒落なデザインのものもたくさんあります。
ありふれた毎日が、お気に入りのものでちょっとだけ楽しくなる。
そんなデザインの力を、傘やマスクだけでなく、ストーマパウチも持つことができると私たちは考えています。
試行錯誤の開発
現在、日本のストーマパウチは透明なものが主流ですが、海外では内容物の見えない不透明タイプが人気です。
私たちが開発するストーマパウチは、誰でも気軽に取り入れられ、内容物の見た目が気にならない不透明タイプのメリットも兼ね備えたものにしたかったため、「手に入れやすい透明パウチ+デザインシール」という方法で実現することにしました。
入浴後もきれいなシールを目指し、何度も試行錯誤をして辿り着いたのが、今の最終バージョンです。
まだまだ改良の余地はありますが、最低限、実際に試していただけるものになったと思っています!
想いのこもったデザイン
本プロジェクトで使用するストーマパウチのデザインは約40種類。
手がけたのは社会人のデザイン専門学校である東京デザインプレックス研究所を修了したデザイナー達です。参加理由は、もともと医療に関係する職業だったこと、ご家族がオストメイト、デザインで社会貢献がしたい、などさまざまでした。
デザイン公募の説明会の様子:プロジェクトの趣旨やストーマパウチの機能、完成イメージやシール素材について、デザイナーのみなさんに説明しました
私たちが驚いたのは、集まった全てのデザインに、デザイナーからオストメイトの方への応援の気持ちや未来への願いが、コンセプトとして込められていたことです。
募集したデザインの一部
この体験を、ぜひオストメイトの方や関係者の方にも届けたいと考え、集まったデザインとコンセプトを作品集にまとめることにしました。
参加デザイナーの大場さんは作品集の表紙イラストも担当
この作品集は私たちの活動とともに、ストーマパウチのデザインの可能性を伝えるツールとして、病院や販売店などの関係機関に設置していただいています。(Facebook、Twitter、Instagramでもデザイン紹介や活動報告を行っています!)
ストーマパウチの未来へ向けて
今、私たちはより多くのオストメイトの方にデザインストーマパウチを使ってもらうためのクラウドファンディングの真っ最中です。
これからの活動資金となるご支援はもちろんですが、何より、多くのオストメイトの方・関係者の方に私たちの活動を知ってもらうことも大きな目標として挑戦しています。
もしよろしければ、私たちの活動や提案するデザインを、明るい話のタネにしていただけると嬉しいです。
DESIGN STOMA POUCH
オストメイトの生活をより豊かにするためのストーマパウチのデザイン開発プロジェクトです。
大腸外科医、デザイナー、ストーマ装具メーカー、印刷会社など各領域のメンバーがストーマパウチのデザイン提案や調査を行っています。
2023年2月13日までクラウドファンディングに挑戦中です!