映画「平場の月」を観ました
こんにちは、ザイタックブログ編集部です。
先日、2025年11月14日より公開された映画「平場の月」を観てきました。原作は朝倉かすみ氏の小説で、山本周五郎賞を受賞した作品です。
本映画を観に行った理由は、主人公が大腸がんの治療でストーマを造設するオストメイトの話だから。オストメイトが主人公の日本映画ってこれまでなかったのではないでしょうか!
作中では、パートナーに「ストーマを造設することになった」と告げられた際の驚きや戸惑い、においや音への不安、装具交換のシーンなど、ストーマと向き合う中で生まれるリアルな感情が丁寧に描写されていました。
※ただし映画全体のテーマは、初恋相手同士の50代での再会を軸とした大人の恋愛物語です。親の介護や老後の不安、病気との向き合い方など、互いに降りかかる現実を共有しながら心を通わせていく話が中心になっています。また、映画ではストーマについての描写はごく一部で、原作小説のほうがより深くオストメイトの気持ちや悩みが描かれている印象でした。
映画の中には実際の皮膚・排泄ケア認定看護師が出演されており、個人的にも存じている方だったので、この部分が一番興奮したかもしれません(笑)
オストメイトの方やストーマケアに携わっている方にとって、共感できる部分も多い作品かと思いますので、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。

映画を観た後、小説を読みました。
映画「平場の月」公式サイト:https://hirabanotsuki.jp
