森山記念病院の研修会に講師として参加しました
こんにちは、ザイタックの加瀬です。
9月19日(金)、東京都江戸川区にある森山記念病院で行われた「新入職者向け・ストーマケア研修会」に、講師として参加してきました。数年前からの恒例行事となっているこの研修会、加瀬は昨年に続き2回目の講師となります。
当日の研修生は新卒看護師15名、社会福祉士3名の計18名。前半は病院在籍の皮膚・排泄ケア認定看護師とストーマ装具メーカーのアルケア社による「講義」「模擬ストーマを使った装具交換」、後半はザイタックから「福祉制度と装具の注文方法について」の説明をしました。
第一部【講義】模擬ストーマベルトを使った装具交換
皮膚・排泄ケア認定看護師からは、ストーマケアについての基礎知識から合併症についてまでの講義があり、装具メーカーからは製品の種類や使い方などの説明がありました。
座学でイメージを掴んだ後、研修生ひとりひとりに模擬ストーマベルトを配布し、自分のお腹に装着。実際のストーマケアの一連を体感しました。(ストーマサイズの計測→装具カット→貼付→剥離と洗浄)
装具やアクセサリーに触れながら、いろいろな質問がでてきました。昨年に続き、和やかな雰囲気で進みました。


第二部【講義】福祉制度と装具の注文方法
ストーマ装具の購入に関する福祉制度(給付額、対象品目、支給月)は市区町村で異なります。
今回は森山記念病院がある江戸川区を例にして、都内23区の給付額の違いや申請の流れ、対象品目について説明しました。ちなみに、江戸川区は23区で唯一「一時ストーマの方」も医師の意見書に基づきストーマ装具の給付を受けることができます。(高所得者の場合、給付を受けられない場合あり)
最後にご注文時の注意点として、装具は2,000~3,000種類も存在する為「『メーカー名、商品名、種類、品番、数量』を伝えてください」と説明しました。
- ストーマの交換の手技を学ぶだけでなく、患者さん自身の社会背景や経済面を考えながら物品を準備し、使い方に気を付けることが必要だと思いました。
- 経験を積んで、患者さんのストーマ交換をできるようになりたい。将来的には指導ができるようになりたいです。
- 社会福祉士の為、ストーマ袋を触る機会がないので、今回はよい経験となった。また、装具交換を体験することで患者様がどのような事に難しさを感じる可能性があるかを知ることができて良かった。
まとめ
普段病院でお会いするのは、皮膚・排泄ケア認定看護師やベテラン看護師さんが多いのですが、今回は入職して間もない方々。私自身も新鮮な気持ちでお話させていただきました!
ザイタックにも契約している皮膚・排泄ケア認定看護師がおります。病院向けのストーマケア勉強会やケア相談承ります。
ご依頼の際は、お問合せフォームまたはお電話よりご連絡ください。お待ちしております!
【病院紹介】
森山記念病院
〒134-0081 東京都江戸川区北葛西4-3-1